「リサイクル」とは再循環を指します。製品化された物を再資源化し、新たな製品の原料として利用することです。
リサイクルは大きく、ケミカルリサイクルとマテリアルリサイクル(素材としての再利用)、そしてサーマルリサイクル(熱としての再利用)に区分されます。
廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用することです。
【燃料としての利用例】
燃料チップ | 建設発生木材など(木くず類)の破砕したものを、ボイラー等の燃料として利用。 |
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固形燃料 | 建設発生木材を廃プラ、紙くず等とともにペレット(円柱)、ブリケット(角柱)、チューブ状に圧縮成形して固形燃料として利用。 |
セメント燃料化 | 廃プラスチック類をセメント製造の仮焼炉、焼成炉への代替燃料として利用。 |
木くず類 |
マスチフ |
燃料チップ |
ボイラー |
プラスチック類 |
マスチフ |
代替燃料 |
セメントキルン炉 |
農業用廃ビニール |
自動圧縮梱包機 |
代替燃料 |
セメントキルン炉 |
「材料リサイクル」「材料再生」「再資源化」「再生利用」などといわれ、廃棄物を原料として再利用することです。
【原材料としての利用例】
製紙用チップ | 建設発生木材を切削して、製紙原料として利用。 | ||||||
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堆肥 | 流木を破砕し、堆肥として利用。 | ||||||
建設用資材 | 焼却後の焼却灰を溶融して溶融スラグにし、建設資材として利用。 | ||||||
製鋼原料 | 金属などを圧縮し、製鋼原料として利用。 | ||||||
プラスチック製品 | 廃プラスチック類を再生し、リサイクルボックスの製造に利用。
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動物系固形不要物 |
焼却炉 |
焼却灰 |
建設用資材 |
木くず類 |
マスチフ |
製紙原料 |
紙製品 |
流木 |
破砕機 |
マスチフ |
園芸用土増量剤 |
金属 |
圧縮機 |
製鋼原料 |
建設用資材 |
自転車・タイヤ・農業用ビニール |
プレス |
マグネット機 |
ミックスメタル |
建設用資材 |
使用済自動車 |
解体機 |
プレス |
マグネット機 |
ミックスメタル |
建設用資材 |
最終混合物 |
破砕機 |
焼却炉 |
焼却灰 |
建設用資材 |
感染性産業廃棄物 |
焼却炉 |
焼却灰 |
建設用資材 |
廃棄物を化学的に処理して、製品などの化学原料として再利用することです。
【原材料としての利用例】
製鋼用副資材 | 酸化鉄から酸素を除去するための還元剤として利用。 |
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自転車・タイヤ・農業用ビニール |
プレス |
マグネット機 |
ミックスメタル |
建設用資材 |
使用済自動車 |
解体機 |
プレス |
マグネット機 |
ミックスメタル |
建設用資材 |